コーヒーやチョコレートに血圧を下げる効果があるって本当?
一般的に、昔は血圧を上げてしまうのでは?と言われていたコーヒーやチョコレートですが、最近はどうやら見方が変わってきているようです。
コーヒーは血圧を上げる?下げる?
以前、コーヒーに含まれているカフェインには、高血圧を誘発する効果があるとされてきました。ですが最近の研究ではコーヒーを飲んだからといって、血圧が上がるとは限らないという研究結果が出ています。
それどころか1日4杯以上コーヒーを飲む人は、そうでない人に比べて血圧が低い傾向まで見られているとか。
日本ではまだ正式な研究はされていないようですが、高血圧だからコーヒーの摂取は控えたほうがいい、ということは決してないようです。そして、コーヒーに限らずお茶や紅茶にも含まれているカフェインには、高血圧との因果関係はないとされています。
ただし、コーヒーを飲む際に入れる砂糖には、血糖値や血圧を上げてしまう恐れがあるので入れる量はほどほどに。
チョコレートと血圧の関係は?
チョコレートに含まれている「カカオポリフェノール」という成分には血管を広げるはたらきがあり、これが血圧の低下に効果があるようです。なので高血圧の方は今まで食べていたおやつをチョコレートに変えてみる、というのは血圧の上昇を抑える効果的な方法のひとつとなります。
ただし、やみくもにチョコレートをたくさん食べるは決して良くありません。市販されているチョコレートには血圧を上げる糖分や脂肪分がぎっしり。高血圧予防にチョコレートを摂るのであれば糖分が少なくカカオポリフェノールの多いビターチョコレートを食べるようにしましょう。
以上、コーヒーとチョコレートと血圧の関係についてまとめてみましたが、要はコーヒーやチョコレートそのものには血圧を下げる効果があっても一緒に砂糖も摂ってしまうので食べ方には十分注意!というのが本当のところですね。
甘さは控えめに、量も適量摂るようにすればお手軽に血圧上昇を抑えられていいですね。